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空中庭園 (文春文庫) 評価レビュー

ふりがな くうちゅうていえん
販売元 文藝春秋
著者名 角田 光代
検索タグ:家族(1) 小説(1) 

評価数:1
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みんなの評価レビュー

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 Good!!:1 “あー、逃げてえ”
11/09/14 01時 見た範囲or攻略時間:1巻  ID:uPPNA1Ms

とある“ダンチ“に住む家族の肖像を6人の登場人物の視点で描いた物語。家族のルールのもと隠し事はしないといいつつ、それぞれ自分の秘密をひた隠しそれでいて平然と何食わぬ顔で皆が家族の一員としての役割を演じている。ひとたび秘密が露見すればそれこそ木っ端みじんに空中分解しそうな綱渡りのような不安定極まりない家族生活。
読んでいて果たしてこのような家族が実際にあるのかと考えてみればどうだろう…。
人間誰しも秘密の一つや二つあるだろうし、家族といえども言えないことも当然あるだろうけれど。いや、私の家はそのような事はないと反論する人もいるかもしれません。この小説はそんなささやかな安心感を見事に裏切ってくれます。なかでも祖母の話は迫力があって流石に人生経験豊富で家族の誰よりも説得力があって切なくそれでいて生きるってなんて大変なのだろうと本当に思いました。平凡が一番?って思えてしまうのが不思議。
特に印象に残った言葉―働いてお金もらって、嫌なら辞めて、また一からやり直し、横にならいくらだって移動できるけれど、縦に積み上がらない、いつまでも今日明日の食いぶちを稼ぐような暮らし―。些細な言葉のひとつひとつが胸にチクチクと胸に突き刺ささってきます。
母であり娘の言い分、子であり親に対しての気持、妻に対して夫に対して―誰にも言えない心の奥底の本音、傍から見ればある意味無様で不器用な親子、夫婦、友情、愛人関係などなどテーマは沢山あっても、最後はやっぱり「家族って何なのよ?」と読んだ人に作者が鋭く問いかけてくるような強い印象を持ちました。人それぞれ色んな感じ方があると思うけれども、この人達に足りないものは?明るい我が家の希望は何処にあるのかな?
………読む人のおかれた立場で色々考えさせられるシリアスな作品です。
あっ、言い忘れましたが2005年に映画化もされていました。

niko No.11542にコメント
Good!! [都夜@復活]

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